この記事では、大切に革財布が水に濡れてシミができてしまった時の、具体的な対処方法をお伝えします。
革の財布に水シミができてしまった時はショックですよね。
「いつシミができたんだ」「気を付けてたのにどうして」
大切に扱っているほど、水シミを見つけた時はショックを受けるものです。
ただ、ここでお伝えする方法を試す事で、革財布についた水シミはほぼキレイに消すことができます。
画像と動画を使って詳しくお伝えしてるので、参考にして下さい。
目次
革財布が水に濡れた時の対処方法
革財布について水シミを取る方法が、以下の通りです。
動画の中でお伝えした方法を試して見て下さい。一般的な本革(オイルドレザー)であれば、水シミもキレイになるはずなので。
次の章では、雨に濡れたり、水をこぼしたりして、革財布が濡れてしまったところを想定して、画像を使ってポイント毎にお伝えします。
革財布に付いた水染みを取る手順
革財布に付いた水染みを取る具体的な手順は、以下の4ステップです。
- 革の表面を乾いたタオルで拭く
- 水に濡らして硬く絞ったタオルで革の表面を拭く
- 革が乾くまで日陰で自然乾燥させる
- 革専用のクリームを塗る
画像を使って詳しく、具体的に解説しているので、画像を見ながら一緒に手入れを進めていきましょう。
1:革の表面を乾いたタオルで拭く
まず初めに、革財布が水に濡れてしまった状態からお伝えしていきますね。
革財布に水がついた時は、乾いたタオルなどで優しく水気をとります。
革をこすらないように、ポンポンと優しく革を叩くように水気をとります。
※タオルがない場合は、Tシャツの切れ端やティッシュなどでもOKです。水気をとるだけでシミや水膨れを防げます。
2:水に濡らして硬く絞ったタオルで革の表面を拭く
水気をとっても革に水シミが残る場合があります。
このようにシミが残る場合は、水に濡らして硬く絞ったタオルなどで、水シミができた箇所を満遍なく湿らせます。
革を擦らないように、ポンポンと優しく革を叩くように全体を湿らせていきます。
以下くらいに、革全体が濡れたらOKです。
革全体を湿らせる事で、水シミが目だたくなります。
革を湿らせたら、次の工程に進んでいきましょう。
3:革が乾くまで日陰で自然乾燥させる
革全体を湿らせたら、日陰で自然乾燥させます。
革を早く乾かしたくなるものですが、日光に当てたりドライヤーに当てて乾かすのは辞めた方がいいです。
水シミが悪化してマダラ模様になったり、革が変形して凸凹する可能性があります。
必ず日陰で(屋内で)ゆっくり、じっくり自然乾燥させて下さい。
革が乾くと、以下の写真のように水シミが目立たなくなります。
革を乾燥させたら次の工程に進んでいきましょう。
4:革専用のクリームを塗る
革が乾いて水シミが目立たなくなったら、最後に革専用のクリームを塗っていきます。
財布全体にブラシをかけて。
乾いた布に、1円玉ほどの革専用クリームをとって馴染ませて。
水シミができた面に、優しく優しくクリームを馴染ませていきます。
クリームを塗ったら、5分〜10分ほど置いてクリームを馴染ませます。
最後に、財布全体にブラシをかけて余分なクリームを飛ばします。
以上で、革財布に付いた水シミ取りが完了です。
※最後に防水スプレーをかけておくと、水濡れや水染みを防げるのでおすすめです。
改めてまとめると、水染みを取る手順は以下の4ステップでした。
- 革の表面を乾いたタオルで拭く
- 水に濡らして硬く絞ったタオルで革の表面を拭く
- 革が乾くまで日陰で自然乾燥させる
- 革専用のクリームを塗る
大切な財布に水染みができるとショックですが、水染みはキレイにすることができます。
お伝えした方法を参考にして、財布をキレイによみがえらせてみて下さい。
水染みを取る時に使ったアイテムは、以下の記事で詳しくお伝えしているので、良ければ併せて読んでみて下さい。
次の章では、財布が水にぬれた時の絶対にやってはいけない対処方法をお伝えします。
革財布が濡れた時の絶対にNG対処方法
絶対にNGな対処方法は、以下の3つです。
- 濡れたまま放置する
- ドライヤーで乾かす
- サラダ油や保湿クリームを使う
1つずつお伝えしますね。
1:濡れたまま放置する
革が水に濡れた財布は、すぐに水けをふき取りましょう。
濡れたまま放置すると、水染みができやすく、シミが残りやすくもなるからです。
水けを取れればいいので、乾いた布やタオル、ティッシュなどでもかまいません。
2:ドライヤーで乾かす
水濡れを早く乾かそうとして、ドライヤーを使うことも辞めた方が良いです。
ドライヤーのような熱風を充てて乾かすと、熱で革が変形したり、シミが濃く残ったりするかもしれないからです。
日光に当てて乾かすのも辞めた方がいいです(ドライヤーと同じ理由です)
日陰で、じっくりゆっくり自然乾燥させましょう。
3:サラダ油や保湿クリームを使う
水濡れのメンテナンス方法で「革専用のクリームを使って保湿しましょう」とお伝えしました。
革専用のクリームがないからといって、サラダ油や人間用の保湿クリームを使うことは辞めましょう。
油シミができたり、油じみがにじんでマダラ模様になる可能性があるからです。
革製品に使われる革は、「皮」から「革」に加工しているので、サラダ油や保湿クリームは合わないんですよね。
リンスやトリートメントで髪の毛を洗わないのと同じで、革製品の手入れには必ず革専用のクリームを使いましょう。
終わりに
革財布に付いた水シミを取る方法をお伝えしてきました。
革を育てていたり、大切な人からもらった財布ほど、水染みができた時はショックですよね。
そんな時は、お伝えした水染みをキレイにする方法を試してみて下さい。 私自身も同じ方法で、財布の水染みをキレイにしてきたので、あなたの財布もきっとキレイになるはずです。
メンテナンスをしてもキレイにならない場合は、メーカーに直接修理を依頼するか、財布の買い替えも検討してみて下さい。
少しでもこの記事が参考になった、役にたったと感じた場合は、SNSでシェアをお願いします。同じように財布の水シミで困っている方のお役に立てるはずなので、シェアして頂けると喜ばれるはずです。