【5分で完了】革財布の傷を自分で消す、目立たなくする方法

ここでは、革財布に付いた傷を消す方法を、動画と画像を使って詳しくお伝えします。

財布に傷がついてしまうとショックですよね。大切に使っている財布ほど、長く使うつもりでいる財布ほど、傷が付いてしまうと精神的にダメージを受けるかもしれません。

でも大丈夫です。

この記事でお伝えしている方法を試すことで、革についた傷をキレイにしたり、目立たなくさせることができます。

必要な道具や手順も詳しくお伝えしているので、革財布についた傷を消す際の、参考にして下さい。

革財布の傷を消す3つの方法

革財布についた傷を消す方法が、以下の3つです。

  • 傷が浅い場合はクリームで直す
  • 色落ちのような傷はマニキュアで直す
  • 傷がひどい場合はプロにお願いする

この後一つずつお伝えしていきますが、この記事でお伝えしているセルフケアで消すことができる傷は、以下のような傷の場合です。

革財布の傷

 

財布の傷があまりにも深い場合や、革がメクレているような場合は、財布を修理してもらえるかブランドに問い合わせて見て下さい。

傷の状態がひどいと、お伝えしている方法では解決できないためです。

 

それでは、傷をキレイにする方法をお伝えしていきますね。

自分で革財布の傷を消す手入れ方法

この章でお伝えする手入れ方法でキレイにできる傷は、以下のようなものになります。

革財布の傷 直す前と直した後

ひっかき傷や、浅い切り傷のような傷の場合ですね。

 

用意するものは、以下の3つです。

  • 豚毛ブラシ
  • 乾いた柔らかい布
  • 革専用クリーム

革財布の傷を直す手入れ用品

傷をキレイにするために使いますが、普段の手入れにも使えるものなので、用意しておいて下さい。

 

どんな手入れ用品を揃えれば良いか分からない場合は、以下の記事でおすすめの手入れアイテムを解説しているので、よければ合わせて読んでみて下さい。

革財布の手入れアイテムを見る >

 

革財布の傷を消す方法を動画で解説します

 

そして、革財布の傷を消す手入れ方法は、以下の4つのステップで進めていきます。

  1. 乾拭きして汚れを落とす
  2. 革専用クリームを塗る
  3. ブラシで革の表面をなでる
  4. 革の表面を優しく磨く

一つずつ詳しくお伝えしますね。

1:乾拭きして汚れを落とす

まず初めに、革全体を乾いた柔らかい布で乾拭きします。乾拭きすることで、汚れやホコリを落とすためです。

乾拭きして汚れを落とす

柔らかい布ならなんでもいいので、着なくなった綿のTシャツやタオルでもOKです。

革全体を乾拭きしたら、次の工程に進んでいきましょう。

2:革専用クリームを塗る

乾拭きが終わったら、傷がついた箇所に満遍なく革専用のクリームを塗っていきます。

柔らかい布に1円玉ほどのクリームを取り、革に塗っていきます。

革財布の手入れクリームを布に取ります

 

革財布の傷にクリームを塗ります

 

 

傷がない箇所にも満遍なく、クリームを馴染ませていきます。

革全体にクリームを塗ります

 

 

クリームを馴染ませる、以下のような状態になります。

クリームを馴染ませた革財布

傷が目立たなくなっていますよね。

 

すり傷や引っかき傷は、クリームを使った手入れをすると、傷がキレイになったり目だたくなったりします。

クリームを塗ったら、日陰(屋内)で5分〜10分放置して、クリームが馴染むのを待ちましょう。

 

クリームが馴染んだら、次の工程に進んでいきましょう。

3:ブラシで革の表面をなでる

革に塗ったクリームが馴染んだら、豚毛ブラシで革の表面をブラッシングします。

革財布にブラシをかけます

ブラシをかけることで、余分なクリームを飛ばしたり、端っこの縫い目についたクリームを飛ばします。

 

ブラシをかけたら、最後の工程に進みましょう。

4:革の表面を優しく磨く

ブラシをかけたら、最後に革の表面を柔らかい布で乾拭きします。

革の表面を磨きます

以上で、革についた傷をキレイにする方法の完了です。

 

改めてbefore・afterを載せておきますね。

革財布の傷 直る前と直った後

擦り傷のような跡が、キレイになくなっていますよね。

 

ここまでお伝えしたように、すり傷や引っかき傷であればクリームを使った手入れでキレイにすることができます。

財布に傷がついてしまうとショックですが、ある程度の傷ならキレイにできるので、お伝えした方法を試して見て下さい。

 

ただ、傷の種類によっては、傷がキレイにならない場合もあります。

その場合は、次の章でお伝えするマニキュアを使ったメンテナンスをしてみて下さい。

深い傷や色落ちのような傷を消す方法

革財布についた「色落ちのような傷」は、革専用のマニキュアを使って直していきます。

マニキュアを使ってセルフケアできるのは、以下のような状態のものです。

革の色落ち、色落ちのような傷

傷というより「色あせ」や「色落ち」とも言えますが、このような状態になるとクリームを使ったケアでは傷は消えません。

 

なので、マニキュアを使った手入れをすることで、傷や色あせをキレイにすることができます。

以下の画像は、マニキュアを使った手入れのbefore・after写真です。

財布の色褪せ 直る前、直った後

かなりキレイになっている事が分かるかと思います。

 

この方法を使うと色あせや色落ちのような傷をキレイにできます。ただ、1つだけ注意点がありまして、マニキュアを使った手入れは、ブラックやネイビーなど色の濃いものだけにして下さい。

 

レッド、ブルー、グリーンなどになると、マニキュアの色が合わずマダラ模様になる可能性もあるからです。

色を調合して、財布の色に近づける事もできますが、とても難易度が高いのでおすすめはしません。

マニキュアを使ったセルフメンテナンスは、ブラックやネイビーなど色の濃いものにして下さいね。

この章で用意するものは、以下の3つです。

  • 豚毛ブラシ
  • 乾いた柔らかい布
  • 革専用マニキュアクリーム

革用のマニキュアは、革によって合う合わないがあります。どんなものを選んで良いか分からない場合は、以下の記事で詳しくお伝えしているので合わせて読んでみて下さい。

革専用マニキュアの選び方を見る >

 

傷を自分で消す方法を動画で解説します

 

動画でもお伝えしていますが、更に詳しくお伝えしますね。

 

色落ちのような傷をマニキュアでキレイにする方法は、以下の3ステップです。

  1. 革財布の表面の汚れを落とす
  2. マニキュアを塗る
  3. 革の表面を乾拭きして磨く

一つずつ詳しくお伝えしていきますね。

1:革財布の表面の汚れを落とす

まず初めに、財布の全体にブラシをかけて、革についた汚れやホコリを落とします。

革財布にブラシをかける

 

ブラシをかけたら、乾いた布で乾拭きします。

革財布に乾拭きをする

 

次は、いよいよ革にマニキュアを塗っていきます。

2:マニキュアを塗る

マニキュアを塗る前に、マニキュアと革の色が同じか、以下2つのどちらかを試して確認しておきましょう。

  • 財布の目立たない所に塗る
  • 紙などに試し塗りして色を比較する

 

色の確認をしたら、マニキュアを色落ち傷が気になる箇所に塗ります。

革財布にマニキュアを塗る

 

革にマニキュアをつけたら、優しく伸ばしていきます。

革財布に塗ったマニキュアを伸ばします

 

革財布に塗ったマニキュアを伸ばします

コツは、革の色とマニキュアの色を見ながら、じっくりじっくり伸ばしていくことです。

 

塗り終わると、以下のような色合いになります。

マニキュアが馴染むと色褪せが直ります

色あせていた箇所がキレイになっている事が分かるかと思います。

塗り終わったら1時間ほど日陰で放置して、色が定着するのを待ちます。

1時間経ったら最後の仕上げに進みましょう。

3:革の表面を乾拭きして磨く

色を塗って落ち着いたら、最後に乾いた柔らかい布で乾拭きします。

革財布を乾拭き

 

以上で、色落ちのような傷はマニキュアで直す方法が完了です。

財布を長く使っていると、色あせや色落ちのような傷がついてしまうことがあります。

その際は、ここでお伝えした方法を試して見て下さい。メンテナンス用品は必要になりますが、きっと革財布をキレイにすることができるはずなので。

 

ここまでお伝えした方法を試しても、傷が直らないことがあるかもしれません。その時は、プロにお願いして直してもらいましょう。

革の傷がひどい場合はプロにお願いする

傷がひどい場合はプロにお願いする

財布についた傷を自分で直す方法をお伝えしましたが、どれを試しても傷がキレイに直らない場合があるかもしれません。

その時は、財布を購入したブランドに問い合わせて修理してもらえないか聞いてみて下さい。

 

特に、日本のレザーブランドの財布であれば、修理してもらえるはずです。

もしブランドに問い合わせて修理を断られた際は、スマホで「財布修理 住んでいる地名」で検索して見て下さい(例えば「財布修理 杉並区」など)

すると、修理をしてくれるレザーサロンや革工房などがヒットするはずです。出てきたお店に問い合わせて、財布を修理してもらえないか問い合わせて見て下さい。

 

「修理に出してまで使うのは面倒だな」と感じる場合は、財布の買い替えも検討して見て下さい。

その際は、日本のレザーブランドの財布がおすすめです。見た目がいいのはもちろん、革も作りもいいので長く使いながら革を育てることができます。

革製品の修理やメンテナンスをしてくれるので、傷や色落ちができた時でも安心ですからね。

日本のレザーブランドなら、ココマイスターやガンゾがおすすめです。財布の修理をしてくれるのはもちろん、お店の対応が親切で丁寧でした。

また、誰に見せても自慢しても恥ずかしくない大人の革財布が見つかります。

ココマイスターの特徴と人気の財布を見る >

 

次の章では、革の種類別に傷の対処方法をお伝えします。

革の種類によって傷の付きやすさが違います

以下の4種類によって、傷の対処方法が違います。

  1. オイルドレザー
  2. スエードレザー
  3. ヌメ革
  4. クロム鞣しレザー

1つずつお伝えしますね。

1:オイルドレザー

オイルドレザー

オイルドレザーは、1番初めに傷の修理をした財布に使われている革で、革の芯部分にオイルをたっぷり染み込ませている所が特徴です。

この革を使った財布は、染み込んだオイルのおかげで、傷がついても目立ちにくく、小さな傷なら自然に消えてしまうのが特徴です。

また、多少の水分ならオイルが弾いてくれます。

オイルレザーの手入れは、お伝えした方法を試して見て下さい。

 

2:スエードレザー

スエードレザー

スエードレザーは、革の表面を起毛させた素材のことをいいます。

この革は、傷がついても、指で優しく慣らすと目立たなくなります。それでも傷が消えない場合は、スエード専用のブラシを使って整えると傷が目立たなくなります。

スエードの場合は、クリームを使ったケアは不要です。

クリームやオイルを使うと、その部分だけ色が変わってしまうので、余計に傷や汚れが目立つようになります。

 

3:ヌメ革

ヌメ革

ヌメ革は、オイルを含ませないものが多いので、傷がつくと目立ちやすいのがデメリットですね。

ヌメ革に傷がついた場合は、お伝えした1つの目の「革専用クリームを使ったケア」を試してみて下さい。傷が目立たなくなるはずです。

 

4:クロム鞣しレザー(顔料仕上げレザーも含む)

革には、成牛、子牛、羊、サメなど種類が豊富にあります。さらに、革を作る工程でさらに違いがあり、染料仕上げ、顔料仕上げ、クロム鞣し(なめし)レザー、タンニン鞣しレザーなどもあります。

今使っている財布の革が以下の場合は、「色落ちのような傷はマニキュアで直す」方法を試して下さい。

  • 顔料仕上げの革
  • クロム鞣の革

上記2つの革は、クリームを使った手入れをしても傷は消えないからです。

 

以上が、革の種類別の傷の対処方法でした。

終わりに

ここまで、財布についた傷を直す方法をお伝えしてきました。

大切に使う財布ほど傷がついた時はショックですよね。目立つ傷ならなおさら気になるので、なんとかして消したいと思うはずです。

財布についた傷が気になる際は、お伝えした方法を試してみて下さい。道具は必要になりますが、メンテナンス方法を試すことで財布についた傷もキレイになるはずです。

お伝えした全く同じ方法で、財布についた傷を何度も消してきたので、ぜひ参考にして下さい。

少しでもこの記事が参考になった、役にたったと感じた場合は、SNSでシェアをお願いします。同じように財布の傷で困っている方のお役に立てるはずなので、シェアして頂けると喜ばれるはずです。