
「クロコダイルの名刺入れが欲しいけど、偽物をつかまされないか不安」
「どのブランドを選べばいいのか、値段の相場も分からない」
このような悩みに答えます。
クロコダイルの名刺入れは、ワニ革のなかでも特別な存在ですよね。
そのぶん、牛革にクロコダイルの型押しをした「クロコ風」や、クロコダイルではないワニ革が「クロコダイル」として売られていることも珍しくありません。
数万円から十数万円を払った後に「騙された」と思うのだけは、何があっても避けたいですよね。
そこでこの記事では、本物のクロコダイル名刺入れを選びたいあなたのために、以下の4点をお伝えします。
- 本物のクロコダイル4種類(スモール・ナイル・シャム・ラージ)の違い
- シャイニング加工とマット加工の違いと、ビジネスでの選び分け
- 偽物を避ける見分け方とメンテナンスの考え方
- クロコダイル名刺入れ7ブランドの価格・収納枚数の比較
掲載しているのは、すべて日本のブランドが手がける、本物のクロコダイルを使った名刺入れです。
まずは、選び方の3つのポイントから見ていきましょう。
クロコダイル名刺入れの選び方3つのポイント

クロコダイルの名刺入れを選ぶときに、押さえておきたいポイントは3つです。
- ポイント1:本物のクロコダイルは4種類しかない
- ポイント2:シャイニング加工とマット加工で印象が変わる
- ポイント3:偽物を避ける見分け方と、修理してくれるブランドを選ぶ
1つずつお伝えしますね。
ポイント1:本物のクロコダイルは4種類しかない
「ワニ革=クロコダイル」ではありません。
全日本爬虫類皮革産業協同組合(JRA)の公式サイトでは、ワニ革は大きく「クロコダイル・アリゲーター・カイマン」の3種類に分類されると説明されています。
つまり、アリゲーターもカイマンもワニ革ではありますが、クロコダイルではないということです。
そして「ワニ目・クロコダイル科」に属する、名刺入れや財布に使われる本物のクロコダイルは、以下の4種類です。
- スモールクロコ
- ナイルクロコ
- シャムクロコ
- ラージクロコ
この4種類は、革の表面に並ぶウロコの形と大きさが違います。
革の世界では、このウロコのことを「腑(ふ)」と呼びます。
腑が細かくて整っているほど、革としての価値は高くなります。
| 種類 | 腑(ウロコ)の特徴 | 希少度の目安 | 名刺入れの価格帯の目安 |
|---|---|---|---|
| スモールクロコ | 腑が細かく、並びが最も整っている | 最も高い | 約7万円〜18万円 |
| ナイルクロコ | 腑が細長く、長方形に近い形 | 高い | 約3万円〜11万円 |
| シャムクロコ | 腑の大きさがスモールとラージの中間 | 中くらい | ― |
| ラージクロコ | 腑が大きく、正方形に近い形 | 4種類のなかでは手に取りやすい | ― |
※価格帯は、この記事で紹介している7ブランドの名刺入れをもとにした目安です。市場全体の相場ではありません。
4種類のなかで最も高価なのがスモールクロコです。
GANZOの公式サイトには、スモールクロコについて次のように書かれています。
学名はCrocodylus porosus(クロコダイルス・ポロサス)、一般和名はスモールクロコまたはイリエワニ。現在日本で入手出来るワニ革の中で最高級とされているワニ革の代表格。
腹部の四角形をした鱗が、きれいに横列に揃って並んでいるのが特徴で、生息地はパプアニューギニア、オーストラリア、インドネシアなどの入江や河川の汽水域だと説明されています。
「ポロサス」という呼び名は、この学名から来ています。
クロコダイルの名刺入れを買うときは、商品ページに4種類のどれかが書かれているかを必ず確認してください。
種類が書かれず「クロコダイル」とだけ書かれている商品もあります。
その場合は、次にお伝えする証明タグの有無で判断するのが確実です。
ポイント2:シャイニング加工とマット加工で印象が変わる
同じクロコダイルでも、仕上げの加工によって見た目も向いている場面も変わります。
大きく分けると2つです。
- シャイニング加工=メノウという石で磨き上げて、強い光沢を出した仕上げ
- マット加工=やわらかい布で磨いて、光沢を抑えた仕上げ
この2つは、名刺交換の場での見え方がはっきり違います。
| 比較する項目 | シャイニング加工 | マット加工 |
|---|---|---|
| 見た目 | 光沢が強く、遠目でも高級品だと分かる | 光沢を抑えた落ち着いた表情 |
| 存在感 | 強い | 控えめ |
| 傷の見え方 | ツヤ面のため、こすれが分かりやすい | ツヤがないぶん、こすれが目立ちにくい |
| 向いている場面 | 経営者・士業など、初対面で印象を残したい場面 | 取引先訪問・社内向けなど、悪目立ちさせたくない場面 |
※傷の見え方と向いている場面は、革の表面の性質から説明した編集部の見解です。ブランドが公式に示している基準ではありません。
迷ったときはマット加工が無難です。
クロコダイルの腑(ウロコ)そのものが十分に目を引くので、光沢まで足すと場面によっては強すぎることがあります。
反対に、初対面で覚えてもらうことが仕事に直結するなら、シャイニング加工が効きます。
ポイント3:偽物を避ける見分け方と、修理してくれるブランドを選ぶ
クロコダイルは希少で高価なぶん、似せた商品が多く出回っています。
避けたいものは、大きく2つです。
- 牛革にクロコダイルの型押しをした「フェイククロコ」を、本物として買ってしまう
- アリゲーターやカイマンを「クロコダイル」と表記した商品を買ってしまう
プロでも見間違えるほど精巧な型押しもあるため、見た目だけで判断するのは現実的ではありません。
そこで確実なのが、JRAのタグが付いた製品を選ぶことです。
JRA=全日本爬虫類皮革産業協同組合のことで、英語ではJAPAN REPTILE LEATHER INDUSTRIES ASSOCIATIONと表記します。
昭和48年11月に設立された、爬虫類の革を扱う日本の組合です。
組合の公式サイトによると、エキゾチックレザーを日本の熟練した技術を持つメーカーが「メイド・イン・ジャパン」の品質で製品化したものに対して、JRAのタグを配布して製品表示を行っているとのことです。
つまりJRAのタグは、革の出どころと作り手の両方がはっきりしている証になります。
作った企業が分かるので、あとから修理をお願いしたくなったときにも困りません。
そしてもう1つ、このサイトが大事にしている選び方があります。
修理やメンテナンスに対応してくれるブランドを選ぶことです。
名刺入れは毎日スーツの内ポケットから出し入れするので、財布より角が擦れやすい道具です。
数万円から十数万円を払うなら、ぶつけたり縫い目がほつれたりしたときに直してもらえるかどうかは、買う前に確認しておく価値があります。
たとえばCOCOMEISTERは公式サイトで「永年修理保証制度」に言及していますし、CYPRISは公式のケア・修理ページで、傷や汚れの状態に応じて修理を受け付けていると案内しています。
ここまでが選び方です。
次の章では、7ブランドの価格と中身を1つの表にまとめました。
クロコダイル名刺入れ7ブランド比較表
まず全体像から確認しましょう。
掲載順は、各ブランドの主力となるクロコダイル名刺入れの税込価格が安い順です。
売上や人気による順位付けではありません。予算から絞り込めるように、価格を軸にして並べています。
| ブランド | 商品名/税込価格 | クロコダイルの種類 | 加工 | 収納の目安 | マチの形 | 保証・修理 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京クロコダイル | マットクロコダイル無双名刺入れ/29,700円 | 種類の記載なし | マット | メインポケット1・カード3枚・オープンポケット3 | 無双仕立て | ― | 3万円以内で本物を持ちたい人 |
| 万双 | クロコダイル 名刺入/30,800円 | 種類の記載なし | ― | 名刺約40枚・多目的ポケット3 | ― | ― | 作りの質実さを重視する人 |
| 池田工芸 | 「池田のクロ」クロコ名刺ケース/50,600円 | 黒艶クロコダイル | 艶 | マチ付きポケット1・ポケット4 | マチ付き(約1.5cm) | ― | クロコダイル専門店の黒を選びたい人 |
| yuhaku | YCA163 名刺入れ/52,800円 | クロコダイル×ベビーカーフ | ― | 名刺約40枚・カードポケット2 | ― | 修理窓口あり | 色で人と差をつけたい人 |
| CYPRIS | 通しマチ名刺入れ|マットクロコダイル/110,000円 | 種類の記載なし | マット | 名刺入れ1・ポケット3 | 通しマチ | 状態に応じて修理受付 | 内側までクロコで揃えたい人 |
| GANZO | SMALL CROCO 名刺入れ/132,000円 | スモールクロコ(ポロサス) | セミマット | 名刺約50枚・ポケット4 | 通しマチ | ― | 最高級のスモールクロコを選びたい人 |
| COCOMEISTER | クロコダイル・ファラリス 名刺入れ/180,000円 | フランス産クロコダイル | ― | カードポケット1・フリーポケット2 | ― | 永年修理保証制度 | 色を19色から選びたい人 |
本物のクロコダイル名刺入れは、約3万円から選べます。
「クロコダイルは数十万円からしか買えない」と思っていた方は、選択肢が思ったより広いはずです。
気になるブランドが見つかったら、ここから下の紹介を参考にしてください。
クロコダイル名刺入れおすすめブランド7選
ここからは、7ブランドを1つずつお伝えします。
くり返しになりますが、掲載順は主力商品の税込価格が安い順です。
1:東京クロコダイル|29,700円から本物のクロコが持てる

| おすすめの名刺入れ | マットクロコダイル無双名刺入れ |
| 税込価格 | 29,700円 |
| 素材 | 外面・内面ともにクロコダイル(マット)/裏地はサテンシャンタン |
| サイズ | 縦7.8cm × 横10.5cm × 厚み1.5cm(カード収納時は2cmまで) |
| 仕様 | メインポケット1・カード収納3枚・オープンポケット3(うち背面に1)/重さ約50g |
| 生産国 | 日本 |
| 保証・修理 | ― |
予算3万円以内で本物のクロコダイル名刺入れを持ちたいなら、東京クロコダイルが現実的な選択肢です。
クロコダイル専門で作り続けている日本のブランドで、中間業者を挟まずに自社で作って自社で売る形をとっています。
そのぶん、同じ品質のクロコダイル製品を抑えた価格で手に取れるのが強みです。
おすすめのマットクロコダイル無双名刺入れは、外面も内面もクロコダイルを使った「無双仕立て」です。
無双仕立て=表も裏も同じ革で仕立てる作りのことで、開いたときの見え方まで揃います。
光沢を抑えたマット加工なので、取引先を訪問する場面でも悪目立ちしません。
もう少し予算が出せるなら、スモールクロコダイルシャイニング無双名刺入れセンター(77,000円・税込)という選択肢もあります。
こちらは最高級のスモールクロコを、センター1枚取りで仕立てた1本です。
センター取り=1頭の腹の中央から左右対称になるように切り出す、贅沢な取り方のことです。
サイズは縦7.5cm × 横11.5cm × 厚み2.5cm、メイン収納部1箇所とカードポケット4箇所で、生産国は日本と記載されています。
公式サイトの名刺入れカテゴリには、マットクロコダイル封筒型名刺入れ(44,000円・税込)とマットクロコダイル平名刺入れ(22,000円・税込)もあり、形と予算から選べます。
2:万双|名刺約40枚が入る30,800円の1本

| おすすめの名刺入れ | クロコダイル 名刺入 |
| 税込価格 | 30,800円 |
| 素材 | クロコダイル(ヨーロッパでも一級とされるタンナーから仕入れたと公式に記載) |
| サイズ | W7.0 / H10.5(cm) |
| 仕様 | 名刺入れ×1・多目的ポケット×3/名刺は約40枚収納可能 |
| カラー | ブラック/ダークブラウン/キャメル/ネイビーの4色 |
「世界最高峰の技術を適正価格で」というコンセプトを掲げる、日本のレザーブランド・万双です。
「たとえ商品が完成しても、気に入らなければボツにする」というほど、ものづくりに妥協しないブランドとして知られています。
クロコダイル 名刺入は、3万円台で名刺が約40枚入るのが特徴です。
名刺交換の多い営業職や、受け取った名刺を分けて持ちたい方には、この収納量が効いてきます。
カラーはブラック・ダークブラウン・キャメル・ネイビーの4色から選べます。
黒や茶に寄りがちなクロコダイルの名刺入れで、キャメルとネイビーが選べるのは万双ならではです。
3:池田工芸|クロコダイル専門の老舗が磨き上げた「池田のクロ」

| おすすめの名刺入れ | 「池田のクロ」クロコ名刺ケース |
| 税込価格 | 50,600円 |
| 素材 | 黒艶クロコダイル(種類の記載なし) |
| サイズ | 横11cm × 縦7.5cm / マチ約1.5cm |
| 仕様 | マチ付きポケット×1・ポケット×4 |
| カラー | ブラック(内装はブラック・レッド・ブルー・イエロー)/ターコイズ/ディープレッド |
クロコダイルだけを専門に扱う、日本の老舗レザーブランドが池田工芸です。
1942年に創業し、公式サイトでは「創業80年、クロコダイル専門の老舗メーカー」と紹介されています。
看板となるのが、磨き上げた黒艶のクロコダイル「池田のクロ」です。
名刺ケースはマチ付きポケット1つとポケット4つの構成で、内装の色をブラック・レッド・ブルー・イエローから選べます。
外は黒一色、開くと差し色が見える作りなので、名刺交換のときだけ個性が出ます。
公式サイトの名刺ケースには、ほかにも次のようなラインナップがあります。
- 藍染めクロコダイル極上名刺ケース/66,000円(税込)
- マットブラック極上名刺ケース/66,000円(税込)
- 三千墨染めクロコダイル極上名刺ケース/66,000円(税込)
- 黒マットクロコダイル無双仕立て名刺ケース/121,000円(税込)
- 藍染めクロコダイル無双仕立て名刺ケース/121,000円(税込)
藍染めや墨染めのクロコダイルは、ほかのブランドではなかなか見つかりません。
人と同じものを持ちたくない方には、この価格帯がおすすめです。
4:yuhaku|色で人と差をつけたい方へ

| おすすめの名刺入れ | YCA163 名刺入れ/YFA163 クロコダイル名刺入れ |
| 税込価格 | YCA163=52,800円/YFA163=71,500円 |
| 素材 | YCA163=クロコダイル×牛革(ベビーカーフ)/YFA163=クロコダイル(H.C.P社製)×牛革(キップ) |
| サイズ | 横108 × 縦72 × 厚さ17mm / 重さ50g(2型とも) |
| 仕様 | 名刺用コンパートメント1・カード用ポケット2/名刺は約40枚収納可能 |
| カラー | Blue/Gray |
| 生産国 | 日本 |
誰とも被らない色のクロコダイル名刺入れを探しているなら、yuhakuです。
革の一枚一枚を職人が手作業で染めているブランドで、中心から端にかけてグラデーション(濃淡)がかかった色合いが特徴です。
手染めなので、同じ色の名刺入れは世界に2つとありません。
2型の違いは、クロコダイルの使い方です。
YCA163はクロコダイルと牛革(ベビーカーフ)を組み合わせたコンビ、YFA163は表全体にクロコダイルを使っています。
どちらも名刺は約40枚入り、生産国は日本と記載されています。
名刺入れとしての使い勝手について、実際に使ったうえでの感想もお伝えしておきます。
私はyuhakuのコードバン名刺入れ(YFC161)を5年使ってきました。
クロコダイルではなく同ブランドの別素材ですが、名刺入れとしてのサイズ感と作りは共通しています。
名刺を20枚入れた状態では膨らむこともなくスッキリしたシルエットのままで、30枚で少し膨らみ、50枚では一気に膨らみました。
普段使いなら20枚から30枚が、見た目も含めてちょうどいい枚数だと感じています。
4年以上使っている間に内側に小さな擦り傷が付きましたが、外から見えるものではありません。
詳しい写真はyuhakuコードバン名刺入れYFC161のレビューにまとめています。
yuhaku(ユハク)名刺入れのリアルな口コミと写真と実物の色比較|人気の名刺入れ10選
5:CYPRIS(キプリス)|内側までクロコで揃えた通しマチ

| おすすめの名刺入れ | 通しマチ名刺入れ|マットクロコダイル |
| 税込価格 | 110,000円 |
| 素材 | 表側・内側ともにクロコダイル |
| サイズ | W115 × H75 × D17mm |
| 仕様 | 名刺入れ×1・ポケット×3(収納枚数の記載なし) |
| カラー | ブラック/ダークブラウン(チョコ)/ネイビー |
| 生産国 | 日本 |
1995年の創業以来、日本の職人の手作りを貫いてきた日本のレザーブランド・CYPRIS(キプリス)です。
10年連続で百貨店バイヤーズ賞を受賞している、プロからも認められているブランドです。
おすすめの通しマチ名刺入れ|マットクロコダイルは、表側だけでなく内側にもクロコダイルを使っています。
通しマチ=側面のマチが一枚でつながっている作りのことで、袋状になるぶん名刺が斜めに落ち込みにくくなります。
光沢を抑えたマット仕上げなので、どの業種でも浮きにくいのが持ち味です。
もう少し価格を抑えたいなら、通しマチ名刺入れ|クロコダイル&シラサギレザー(91,300円・税込)という選択肢もあります。
こちらは表側がクロコダイル、内側が牛革で、サイズはW115 × H75 × D15mmです。
配色はブラック×レッド、ダークブラウン(チョコ)×ブラック、ネイビー×ダークブラウン(チョコ)の3種類が用意されています。
なお、公式のケア・修理ページでは、傷や汚れなどの状態に応じて修理を受け付けていると案内されています。
キプリス名刺入れはダサい?リアルな評判と人気の似合う年齢層がこちら
6:GANZO(ガンゾ)|名刺約50枚が入るスモールクロコ

| おすすめの名刺入れ | SMALL CROCO(スモールクロコ)名刺入れ |
| 税込価格 | 132,000円 |
| 素材 | ワニ革(スモールクロコ/ポロサス)×牛革ヌメ(内装はバケッタヌメ) |
| サイズ | 縦7.5cm × 横11.0cm × 厚さ2.0cm |
| 仕様 | 通しマチ名刺入れ・ポケット4/普通名刺サイズ4号を約50枚収納可能 |
| カラー | ブラック/ダークブラウン/ネイビー |
| 生産国 | 日本 |
革製品を作り続けて100年以上になるAJIOKAが、2001年に始めたブランドがGANZO(ガンゾ)です。
この記事で紹介するなかで、クロコダイルの種類が最も明確に示されている1本です。
公式サイトには、学名Crocodylus porosus、一般和名はスモールクロコまたはイリエワニと明記されています。
現在日本で入手できるワニ革のなかで最高級とされる革だという説明も、あわせて掲載されています。
仕上げは、GANZOオリジナルのオイルソフト仕上げによるセミマットです。
公式サイトでは、傷などを隠すために厚化粧を施したクロコ革と違い、豊かなエイジングを楽しめると説明されています。
名刺入れとして見たときの強みは、収納量です。
普通名刺サイズ4号を約50枚収納できると記載されていて、W形にマチを織り込むことでマチが名刺に干渉しないよう工夫されています。
名刺交換が多く、常にストックを切らしたくない方に向いています。
7:COCOMEISTER(ココマイスター)|19色から選べる永年修理保証

| おすすめの名刺入れ | クロコダイル・ファラリス 名刺入れ |
| 税込価格 | 180,000円 |
| 素材 | フランス産クロコダイル(60cm以上の大判原皮のみ使用)/内装はシャムカーフ |
| サイズ | 縦7.8cm × 横11.1cm × 厚み1.6cm |
| 仕様 | カードポケット×1・フリーポケット×2(収納枚数の記載なし) |
| カラー | 全19色 |
| 保証・修理 | 永年修理保証制度 |
欧州の最高級レザーを使い、日本の職人が仕立てている日本のレザーブランド・COCOMEISTER(ココマイスター)です。
クロコダイル・ファラリス 名刺入れの特徴は、色の選択肢の多さです。
マルベック、ウイスキー、ブルーラグーン、ホワイトタイガー、モナコイエローなど、全19色から選べます。
クロコダイルの名刺入れは黒か茶に寄りがちなので、この幅は他にない持ち味です。
素材はフランス産のクロコダイルで、60cm以上の大判原皮のみを使用していると公式サイトに記載されています。
内装にはフランス産ボックスカーフのシャムカーフを使っています。
そして、このブランドは公式サイトで「永年修理保証制度」に言及しています。
長く使う前提で1本を選びたい方には、この点が効いてきます。
名刺入れとしての作りについて、同ブランドの別素材を使った実感もお伝えしておきます。
私はCOCOMEISTERのマットーネ名刺入れ(ブラウン)を4年使ってきました。
クロコダイルではなくイタリア産のヌメ革を使ったモデルですが、名刺入れとしての使い勝手は共通しています。
名刺を20枚入れても膨らまずスッキリしたままで、30枚で少し膨らみ、50枚くらいまでなら余裕で入りました。
4年で全体の色が濃くなり、味わい深い表情に変わってきています。
詳しくはココマイスター マットーネ名刺入れの4年使用レビューにまとめています。
19色から自分の色を選んで、直しながら長く使う。
そういう1本を探している方に向いています。
以上が、日本ブランドのクロコダイル名刺入れ7選でした。
クロコダイル名刺入れのよくある質問
最後に、よく聞かれる質問にお答えします。
本物のクロコダイル名刺入れは最低いくらから買える?
税込29,700円からです。
東京クロコダイルのマットクロコダイル無双名刺入れが、7ブランドのなかで最も手に取りやすい価格でした。
3万円台では万双のクロコダイル 名刺入(30,800円・税込)があり、5万円台に池田工芸とyuhakuが入ってきます。
10万円を超えるのは、CYPRIS・GANZO・COCOMEISTERの3ブランドです。
「本物のクロコダイルは数十万円から」というイメージがあるかもしれませんが、名刺入れは財布より使う革の面積が小さいぶん、価格も抑えられます。
シャイニングとマット、ビジネスシーンではどちらが無難?
迷ったらマット加工です。
クロコダイルは腑(ウロコ)の模様そのものに存在感があるので、光沢まで加わると場面によっては強く出すぎます。
取引先を訪問する場面や、相手の年齢層が読めない場面では、マット加工のほうが浮きにくいです。
反対に、初対面で覚えてもらうことが仕事に直結する立場なら、シャイニング加工が効きます。
なお、これは革の表面の性質から導いた編集部の見解で、ブランドが公式に示している基準ではありません。
クロコダイル名刺入れに名刺は何枚入る?
公式サイトに枚数が記載されている商品では、約40枚から約50枚です。
- GANZO SMALL CROCO 名刺入れ=普通名刺サイズ4号を約50枚
- 万双 クロコダイル 名刺入=約40枚
- yuhaku YFA163/YCA163=約40枚
厚みで比較したい場合は、東京クロコダイルが厚み1.5cm(カード収納時は2cmまで)、GANZOが厚さ2.0cm、CYPRISがD17mm、COCOMEISTERが厚み1.6cmです。
型押しクロコと本物のクロコダイルの見分け方は?
商品ページに4種類のどれかが書かれているか、JRAのタグが付いているかで判断してください。
牛革へのクロコダイル型押しは、プロでも見間違えるほど精巧なものがあります。
見た目だけで判断しようとせず、表示と証明タグで確かめるのが確実です。
JRAのタグは、革の出どころと作り手の両方がはっきりしている証になります。
また「クロコダイル」と書かれていても、アリゲーターやカイマンの場合があります。
JRAの公式サイトでも、ワニ革はクロコダイル・アリゲーター・カイマンの3つに分類されると説明されています。
クロコダイル名刺入れは風水的に金運が上がる?
風水では、クロコダイルは金運を上げると言われています。
一度噛んだら離さないワニの特徴から、「入ってきたお金を逃さない」と考えられているためです。
ただし、これは風水の考え方であって、効果が証明されているものではありません。
名刺入れは人に見られる道具なので、金運よりも「相手にどう見えるか」を基準に選ぶことをおすすめします。
まとめ
クロコダイル名刺入れの選び方から、日本ブランド7選をお伝えしてきました。
ここまでの内容をまとめます。
- 本物のクロコダイルはスモール・ナイル・シャム・ラージの4種類だけ
- アリゲーターとカイマンはワニ革だが、クロコダイルではない
- 迷ったらマット加工が無難。印象を残したいならシャイニング加工
- 本物かどうかは、種類の表記とJRAのタグで確かめる
- 本物のクロコダイル名刺入れは、約3万円から選べる
高い買い物だからこそ、ブランドの名前だけでなく、革の種類・加工・収納枚数まで確認して選ぶのがおすすめです。
そのほうが、渡した相手にも自分にも、納得のいく1本になるはずです。
少なくとも、私はこの基準で革小物を選んでいます。
年代や立場に合う選び方も確認したい方は、50代向け名刺入れのおすすめも参考にしてください。
今回は以上になります。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。




